総合労働相談件数は11年連続で100万件超え
厚生労働省が6月26日に出した「平成30年度個別労働紛争解決制度の施行状況」において、全体の労働相談件数は26万6535件と前年度比5.3%増で過去最多。内訳は、パワーハラスメントを含む「いじめ・嫌がらせ」の相談が同14.9%増の8万2797件で7年連続で最も多かったと発表しています。
ここに出ている数字は、相談するという決断をした人の数であり、言えずに働いている人もいると考えられます。
ハラスメントが起こる理由は、自己肯定感が低いこと。この根底にあるのは恐怖心です。自己肯定感が低いということは自分で自分のことを認められていないということ。そして自分の存在を認めるために、人を落として自分には力があるのだと証明しようとします。
しかし人を落としているので、自分が上にいるように錯覚しますが、周りを落としているため、自分の位置は変わっていないことになります。正確に言うと周りを落とした段階で、自分の評価も落ちていますが気づかないことがほとんどです。
ハラスメントがなくなるために必要なことは、ただ一つ。
自分を信じることです。それは自分の存在を認めるということになります。
自分を信じる人は、自分をさらに豊かにするために行動します。
自分をさらに豊かにするためには、自分の周りも豊かでないと自分が豊かにならないことを知っています。
そうして関わるもの全てを豊かにしていこうと行動します。
自分を信じること。これが自分を活かすこと。
もし自分を信じることが難しいと思うことがあるなら知ってください、心のしくみを。