理念
教育環境の重要点
私たちが学ぶ上で最も重要な点は「安全・安心な環境」です。
「安全・安心な環境」とは誰もが考えること、発想すること、発言するという行動と能力に対して 無批判であることです。それは他者に対しても、自分自身に対しても適用されます。
この環境を意識的に作り出すために必要なことは、学習に関わる一人ひとりが「自己肯定・自己尊重」しているということです。
自己肯定・自己尊重は他者肯定・他者尊重に繋がり、尊重しあえる環境が「安全・安心な環境」を作り出します。
では「自己肯定・自己尊重」のために必要なこととはなんでしょうか?
「自己肯定・自己尊重」に必要なこと
私たちが自己肯定できない理由の一つに「他者との比較」があります。これは他者の方が自分より良くできるという思い込みからくるものです。自己肯定ができている人は、他者の良く出来ている部分を学び、自分に取り入れるか否か決めますが、自己肯定が低い人は自分ができていないと低く評価し、更に自己肯定を低くしていきます。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?これは「自分が何者であるのか」「自分が何を大切にしているのか」という「自分の軸」に気づいていないことから起こります。
これら心のことには仕組みがあります。この教育プログラムでは学校でも社会でも教わることがない「心のしくみ」についてワークで体感しながら学習していくことで「自己肯定・自己尊重」に気づくと同時に他者への見方も変化し「安全・安心な環境を基礎とする組織」へと成長していきます。
安全・安心な環境を基礎とする組織
理念
個人において自分が大切にしていること『価値観』が自分の軸となるように、組織においては『理念』が軸となります。
理念とは「組織のあるべき姿、最高の目的」です。理念が成文化されていることで、組織を構成するメンバー一人ひとりが常に理念に基づき考え、それぞれの能力を発揮し、それぞれが行動していくことになります。
ビジョン
理念「組織のあるべき姿、最高の目的」の明確後、次に行うことは方針である未来像・将来像の明確化です。どのような未来にしたいのか、どのような将来にするのかを視覚化し、語り、体感することが実現を加速させます。
価値観
理念が明確であり、ビジョンが明確であれば、次に行うことは、一人ひとりが自分の価値観を理念とビジョンに対してどのように活かすことができるのかイメージし落とし込むことです。自分の能力をどのように発揮し、どのように行動し、どのように環境を活用することで、組織や社会にどのような影響を与えることができるのかという意味が見出せることで一貫性が通るのです。
一人ひとりが自分の軸である価値観に気づき、自己尊重することが他者尊重に繋がり、安全・安心の環境が整い、相互理解をする個人の集まりである組織が目指す最高の目的である理念を成文化し、 方針である未来像・将来像を明確に設定することで実現し続ける想いに突き動かされ、行動し自らの足で立つ「自立」した組織が実現します。