学校に行けない、行かない。
ゲームを止めない、止められない。
ご飯を食べない。
勉強しない。
言うこときかない。
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色々な悩みを持っているお話を聞きます。
そして共通していることは、子どもを見ていないということ。
???
「どういうことですか?こんなに子どものことばかりに時間を取られているのに」というような言葉も聞きます。
悩みの多くの場合は、子どもを見ているのではなく、親自身の中で 世間が決めたルールや他人の目や子どもの将来というところに焦点が当たっています。
つまり 「今」の子どもに焦点が当たっていないということ。
そしてもう一つ、焦点が当たっているのが、子ども自身のできていないこと、やりたくないものという”無いもの”です。
無いものに焦点を当てても、無いと思った段階で親の中には無いのです。無いと思ったのですから有ると困るのです。それは自分の意味づけを正当化できなくなるからです。
私たちは多くの場合、自分が言ったことを正当化しようと事実を歪曲してまた削除や一般化します。
そこでお尋ねすることが、 「本当に望んでいることは何ですか?」 です。
心にはしくみがあります。
学校に行かないのも、言うことを聞かないのも、ご飯を食べないのも、ゲームをし続けるのも、本人の中に肯定的意図があります。
理由を尋ねるコミュニケーションができたなら、子どもは子どもで自分が何を思っているのか考えようという自分とのコミュニケーションができるようになっていきます。
子育てで悩むのは、もちろん愛から来ているのですが、それは恐怖心に変わってしまっています。
「〇〇になったらどうしよう」「〇〇しなかったらどうしよう」「このままいくとどうなるのだろう」と望ましくないことをわざわざ考え設定し、その恐怖心を与えてくる子どもに対して怒りや放棄という方法をとってしまいます。
本当に望んでいることは何ですか?
人を育みたいのであれば自分を育んでいる分だけ育むことができます。
心のしくみを知ることで自分を育むことができ、それには仕組みがあることも理解でき、実践していけます。
豊かな子育て、自分育てができたなら、この世は豊かになっていきます。