オウム返しでよく聞く2つの反応の本質は

コミュニケーションスキルのひとつにオウム返しというものがあります。

会話する相手の人が話した言葉の一部または全部を繰り返すスキルです。

このスキルの話を学びの場でお伝えすることがあるときに、2つの反応をよく聞くことがあります。

1つ目は、繰り返されると馬鹿にされているように思うしわざとらしい。
2つ目は、同じことを言うのではなく、自分の言葉に変えて言うと過去に習ったときに聞きました。

まず2つ目のことから。
どうして自分の言葉に変えて言うのかお尋ねすると返ってくる言葉は、「自分はあなたの話を聞いてこのように解釈しました。よく聞いているでしょ」という意味合いとのこと。

何のアピールなのでしょうか。
そもそもオウムのようにくり返してない段階でそれはオウム返しではないです。

相手の話を聞いていますよということであることはその通りです。
そしてそれは自分がどのように解釈しているかを伝えることが一番の目的ではなく、相手のその瞬間の認識を確認することが一番の目的です。だから話した人の言葉で繰り返し、「そうそう」という同意を得て、そのうえで自分の認識ではこのように解釈しましたと違う言葉でお伝えすることはすればよいと思います。

その人の言葉で繰り返すことはその人の言葉を大切にしていることであり、尊重です。自分の言葉をいきなり伝えるのは自分ありきで相手を尊重しているようで自分を先に出している状態です。

そして1つ目の繰り返されると馬鹿にされているように思うしわざとらしいということは、自分がオウム返しをされたらそのように思うということです。がしかし、そのように思うことの根底にあるものは何だかわかりますか?

これはスキルであるやり方よりも大切な在り方の問題です。

コミュニケーションは、何を言っているかも大切ですが、どのように言っているかはさらに大切です。

根底にあるものは、自分の存在価値への不安です。
一度話したことを繰り返されるということは、わざわざあなたはこのように言いましたね!と確認されているように思う→確認されなくても自分はわかって話している!わからないで話していると思うのか!→馬鹿にされている。というところでしょうか。

その程度の自分だと思われている→その程度の存在であることへの不安。
または相手が繰り返さないとわからないようなことを自分が話している→自分の説明がわかりにくい→自分の伝える能力が低いのかもしれない→自分への信頼が揺らぐ→存在への不安。

不安を感じることが痛みとなるので、相手のせいにする人もいます。
それもいずれにしても自分の痛みとなって返ってくるのですが。
だからまた傷つき、不信感となり、また繰り返す。

私たちが話すときには、相手に伝えたいと思い話しています。ということは、伝わるためにはどうすればよいのかを考える必要があります。その方法のひとつにオウム返しがあるだけです。それを自分の存在価値と結びつけてしまうということは、自分で自分を信頼していない証拠です。だからこそ何かあるたびに自分を信頼していないというプログラムが発動し、反応することになるのです。

そしてその反応を引き起こすきっかけを与えた相手を攻撃することに繋がっていきます。しかしそれもこれも相手ではなく、自分が引き起こしているのですが。

何かが良くなるために内容を伝えたいのですか?
それとも自分の存在を示したいのですか?

相手が、何かが良くなるために伝えたとしたら、自分の存在はおのずと認められます。必要な存在になります。

たかがオウム返し。されどオウム返し。

そこには自分が現れています。
どうぞ自分の想い、考えをオウム返ししてみてください。
大切な自分が何をどのように意味づけしているかに気づく扉を開けてみてください。

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