尋ねます。何があれば安全で安心なコミュニケーションができるのか。
尋ねます。何が安全で安心なコミュニケーションを妨げているのか。
誰もがわかっています。何が安全で安心なのか。
誰もがわかっています。何が妨げているのか。
それらの返答は、表現が違えども、言っていることの根底は同じことです。
わかっているのにできない理由。
“わかっていてもできない”は、心のしくみで正確に言い換えると“わかっているけれどしない”です。“しない”ということは“しない”方が安全だった時が過去にあったということです。
私たちは生存するために、安全を選択し、安心を求めます。
過去に一瞬でも安全でなく安心できなかったことがあれば、不安全で不安になることを選択するはずもありません。
意識的にはわかっているので、した方がよいと思っていても、しないのは安全を確保できないと思っているからです。
そしてわかっていてもしないことで、“今は安全でない”状況を招くことがあります。
時は流れ、環境は変化し、関わる方も変化しています。
にもかかわらず、過去のある一瞬に安全と安心を確保できただろうことをそのまま“今”にもってくると安全でなくなる場合があるのです。
みんな一人一人に訊けば、どうすれば人との関係の中において自分が豊かに楽にできるのかを知っています。
しかし過去に安全ではないことがあった時に、自分を守る方法をプログラムをして、それは恐怖心からきた自分を安全にする方法なので、豊かになるためには役立たない方法なのです。
愛からくる自分を安全にする方法を行っていくには、過去に恐怖心を持ち、自分を守った行動を認め、そして“今”愛に基づき自分を安全に守るためには、どのような行動をすればよいのかを考えることで答えは見つかります。
自分を愛に基づき安全に守る行動は、関わる相手も愛に基づき安全に守る行動になります。
どうぞ心のしくみを理解し、自分を豊かに取り扱ってください。