【心の育成・教育】人が育つために必要なこと①

【赤ちゃんは成長していくという考え】

赤ちゃん

私たちは生まれ、成長し、大人になることを当たり前だと考えています。

赤ちゃんが寝返りをして、ハイハイをして、そのうちにつかまり立ちをし、そして歩き出すことができることは当たり前だと想像し、そうなっていくと信じて声掛けをしたり、手をとってサポートしたりします。

この当たり前のコミュニケーションの根底にあるものは何だと思いますか?

人が育つために重要なものです。

【はじめて自転車に乗れた時を覚えていますか?】

サポート

補助輪をはずして自転車に乗り始めるとき、グラグラしてこわかったり、緊張したり。

最初から一人では乗れないから、誰かが後ろで支えてくれていることが心強かったり、安心だったり。

ペダルを踏み込み始め、前に進みだすと「上手!上手!」「前を見て!」「持っているから大丈夫!」と後ろから声をかけてくれる人がいて。

その声に励まされ、風をきって走っていることが嬉しかったり、ドキドキしたり。

この時のコミュニケーションの根底にあるものは何だと思いますか?

【人が育つために必要なこと】

これらの根底にあるのは『信頼』です。

『信頼』は愛に基づいています。

そして『信頼』という価値観は、「見守る」「サポートする」という行動を引き起こします。

赤ちゃんが成長することを信じ、見守り、サポートする人がいてくれるから、子どもは「自分はできるんだ!」と信じ成長していきます。

自転車に乗れることを信じ、後ろでサポートし、声かけし、そしてゆっくりと手放し、そのあとも何かあるときにフォローできるように見守り、そのようにしてくれているから「自分は乗れる!」と信じ成長していきます。

私たちは、信じてくれる人がいると「自分はできるんだ!」と自分を信じることができて行動し、成し遂げていくのです。そうやって成長していくのです。

人を信じることができる人は、自分を信じている人です。

本当に人を育てようと思っている人は、放棄はしません。急に手放したりしません。相手が危険に陥るようなことはしません。自らの経験から危険を察知し、アドバイスを与えながら、ゆっくりと手放していきます。

本当に人を育てようと思っている人は、相手ができることを信じ、そのサポートをし、できるようになれば手放し、それでありながら見守り続けるのです。

育てる側のあなたも、育つ側のあなたも、自分を『信頼』できていますか?

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