【赤ちゃんは成長していくという考え】
私たちは生まれ、成長し、大人になることを当たり前だと考えています。
赤ちゃんが寝返りをして、ハイハイをして、そのうちにつかまり立ちをし、そして歩き出すことができることは当たり前だと想像し、そうなっていくと信じて声掛けをしたり、手をとってサポートしたりします。
この当たり前のコミュニケーションの根底にあるものは何だと思いますか?
人が育つために重要なものです。
【はじめて自転車に乗れた時を覚えていますか?】
補助輪をはずして自転車に乗り始めるとき、グラグラしてこわかったり、緊張したり。
最初から一人では乗れないから、誰かが後ろで支えてくれていることが心強かったり、安心だったり。
ペダルを踏み込み始め、前に進みだすと「上手!上手!」「前を見て!」「持っているから大丈夫!」と後ろから声をかけてくれる人がいて。
その声に励まされ、風をきって走っていることが嬉しかったり、ドキドキしたり。
この時のコミュニケーションの根底にあるものは何だと思いますか?
【人が育つために必要なこと】
これらの根底にあるのは『信頼』です。
『信頼』は愛に基づいています。
そして『信頼』という価値観は、「見守る」「サポートする」という行動を引き起こします。
赤ちゃんが成長することを信じ、見守り、サポートする人がいてくれるから、子どもは「自分はできるんだ!」と信じ成長していきます。
自転車に乗れることを信じ、後ろでサポートし、声かけし、そしてゆっくりと手放し、そのあとも何かあるときにフォローできるように見守り、そのようにしてくれているから「自分は乗れる!」と信じ成長していきます。
私たちは、信じてくれる人がいると「自分はできるんだ!」と自分を信じることができて行動し、成し遂げていくのです。そうやって成長していくのです。
人を信じることができる人は、自分を信じている人です。
本当に人を育てようと思っている人は、放棄はしません。急に手放したりしません。相手が危険に陥るようなことはしません。自らの経験から危険を察知し、アドバイスを与えながら、ゆっくりと手放していきます。
本当に人を育てようと思っている人は、相手ができることを信じ、そのサポートをし、できるようになれば手放し、それでありながら見守り続けるのです。
育てる側のあなたも、育つ側のあなたも、自分を『信頼』できていますか?
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