子ども・子育て支援事業の一環としてお話しました
今回も「親と子のコミュニケーション」ということでお声がけいただきお話して参りました。
子どもたちのエネルギーは大きい
お母さんとともに乳幼児の子どもたちも参加できるもので、ハイハイしたり、つかまり立ちしたり、泣いたり笑ったり、何かお母さんの顔をじっと見て訴えてる様子や目をキラキラさせて近づいてくる子どもたちには思わず笑顔になります。子どもたちのエネルギーは存在しているだけで大きなものです。
ついついしてしまうこと
今日も定員に達するお母さんたちが、暑い中足を運んでこられていました。
子育てに懸命で、懸命だけに悩み、思い通りにいかないこともあり、どうしたらよいのかと考えるとき、ふと「自分がダメなんじゃないかと責めてしまう」ことがあったりします。
そのように自分を責めてしまうこともあるのですが、もし子どもに怒ってしまうということを気にしているのであれば、それは怒るという行動を変えれば良いだけです。しかし「自分はダメだ」とアイデンティティを否定してしまうことが多々あります。アイデンティティを否定すると自分の価値観も能力も行動も環境も否定していることになり、共依存に入り、どんどん力を無くしていくことになります。
お母さんを信じている子どものために、そして何より自分のために
お母さんが自分を責めるとそれを見ている、聞いている子どもたちは、自分が存在するからお母さんが辛い思いをしているのではないかと感じ始めます。そして自分が生まれてこない方が良かったのではないかと。
これはカウンセリングにこられる方々から聞く言葉でもあります。
カウンセリングは今よりよくなるためにどうしたらよいかということで活用される場なのですが、幼少期のころの影響が大きいことが多いです。
自分の存在を責めるお母さんを見て、自分の存在を責める子どもたち。
これが続くと自分への信頼が少なくなり、つまり自信がないということを言う人たちへと移行していきます。
何があろうと子育てしている自分を認めること。自分のためにも子どものためにも。イライラしてもいいんです。イライラするだけの肯定的意図があるのですから。ただそれが自分にとって好ましくないと思うのであれば、やり方を変えることを考えることです。考えることは大切です。悩むのではなく考えるのです。
一生懸命考えている自分は偉い!と自分を認めることです。
どうぞ自分を大切にしてください。
お話を終えたあとのアンケートを拝見させていただきました。
「自分を大切にしようと思いました」
「自分を認めるという言葉が心の刺さりました」
「子どもためにも自分を認めたら子どもも認められるような気がします」
これらの想いが伝わったこと何より豊かだと思います。
どうぞ自分を大切にしてください。