あえて『人が離れる』という視点でみてみると気付きがあります。
働いている人が辞めることは企業にとって痛手になります。
リーダーにとっては「何が原因だったのだろう」と考える悩みの種にも成りえます。
ではどうして人が離れていくのでしょうか?
辞める原因(良い悪いではない)は辞める側にもあるものの、今回もリーダーの条件からみてみます。
【条件㉓】
人の育成は『教えず任せて期待する』ようではできない。
人を育成するときに大切なのはこちらが伝えたいことを伝わるまで丁寧に言語化すること。見える化すること。体験させること。
人が育たない第一の原因は、伝え方が「雑」なことです。
伝える側は、自分が伝えたいことが頭の中に描けています。その頭の中に見えているものを多くの場合、言葉にするだけで伝えた気になっていたりします。
そして頭の中で見えているもの、体感できていることを言葉にするには相当の言語力が必要になりますが、説明しているつもりでも穴だらけの説明だったりします。
ましてや教えることも全うにせず、任せてしまうということもあったりします。ここでいう任せるをより正確に言語化すると、任せるではなく放棄しているに近いことがよく起こっています。
その上、良い結果をだしてくることを期待したとしても、出てくる結果はリーダーが教えただけ、もしくは教えた以下の結果になることが予想されます。
そして時間が経てば経つほど、経験を積むはずだから結果を出してくるはずだと考え、結果がでなければ部下のせいにするということがありますが、最初に伝わるまで伝えていないなら時間が経とうが結果は出ようがありません。
人を育成するときに大切なのはこちらが伝えたいことを伝わるまで丁寧に言語化すること。見える化すること。体験させること。最初が肝心です。
しかし時間が経過していても、気付いた時が吉日です。
どうぞ豊かな組織になりますように。
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