あえて『人が離れる』という視点でみてみると気付きがあります。
働いている人が辞めることは企業にとって痛手になります。
リーダーにとっては「何が原因だったのだろう」と考える悩みの種にも成りえます。
ではどうして人が離れていくのでしょうか?
辞める原因(良い悪いではない)は辞める側にもあるものの、今回もリーダーの条件からみてみます。
人との関りによる挫折から立ち直っていないリーダーは、部下がパワハラまがいのことをしたという報告を聞いたり、鬱気味だと聞いたりしてもより良くなるために取り組もうとしない。
それは、自分がどこかの時点で人との関りにより何かが起こり、その時は懸命に取り組んだにも関わらず上手く結果を出すことが出来なかったから。
その痛手を「どうせ人なんてそんなもんだ」と諦めた瞬間があったから。
しかしその部下は今の部下ではない。にも関わず過去のプログラムをそのまま発動させ、「今」の部下を見ていない。
そしてこの組織は、リーダーの人間関係についての恐怖心に基づく諦めが蔓延し、リーダーが抱えている諦めの組織へと変貌していく。
リーダーになる時には、自分の過去における人間関係の恐怖心を解消することをお勧めします。
心のしくみの学びにより解消可能であり、組織全体で取り組むことも大切なことです。
リーダー以上の組織にはならない。そう思います。