大阪府中小企業家同友会の会員である川村義肢株式会社の見学会に伺いました。
今回のテーマは、障がい者就労支援の取り組みについてお話をしていただきました。そこで会社紹介および取り組みについてお話してくださいました社員さんたちの強く、優しい想いが印象的でした。
“障がい”は障がい者と言われる人ではなく、そういう社会の考え方が障がいであるという言葉も本当にそうだと思います。
私たちは一人一人みんな違います。そもそもその違いがあることを認めてどのようにしたら自分が、そして自分に関わる人が暮らしやすいのかを考え、工夫し、行動しているならば、とても豊かな世界になると思います。
そして障がい者雇用において川村義肢さんでは誰もが認知していることとして
・決めつけない
・こちらで限度を作らない
・共に考え、よい方法を探す
というものがありました。
これは障がい者の方に対してだけでなく、社員教育においても、自分においても、子育てにおいても同じことが言えると思います。
採用面接においては、技術や知識ではなく
・一緒に働きたいと思うか否か
・やるということに向き合い続けるだけの思いがあるか否か
もし技術や知識に不安をもつ人がいると「最初から出来る人はいません」とおっしゃるそうです。これは採用される側も採用する側も安全・安心の状態になります。
一人ひとりを見る会社。
一人ひとりのできることを尊重し成長を促す会社。
一人ひとりが想いの溢れ出る会社。
困っている人を助けたいという想い、信念が強く伝わってきました。
今朝ニュースでコロナウイルスにかかったら会社をやめてもらうなどと言う会社もあるということが流れていました。社員一人ひとりを大切にできない会社は、今後生き残ることは難しくなる時代がすぐそこまできています。
組織は人なり
本当にそう思います。