仕事でも家庭でも友人とでも相談を受けた経験は誰しもあると思います。その時その相談に対していくら知識があってもコミュニケーションの質が良くなければ伝わらないことがあります。
コミュニケーションはわざわざ学んでいなくても通じているように思っているため、自分のコミュニケーションの質がどのようなものなのか気づくことも簡単ではありません。
話を聞く中でコミュニケーションの質を上げるために必要なこととして今回は「相手の言動を観察し続けること」を取り上げます。
人と話をするときにあなたはどれほど相手を観察していると思われますか?
意識をして観察しているでしょうか?
そもそも何を観察するのでしょうか?
観察ポイントはいくつもあります。
・姿勢
・手の動き
・呼吸
・目の動き
・うなずき
・表情
・声の大小
・声の高低
・声の強弱
・話す速度
・話しの間
・言葉
など
これらを観察することはとても大切です。相談を受けているとどうしても話している内容である言葉に意識が向きます。FPユニバーシティの心理コースでお伝えしているコミュニケーション心理学の前提にこのようなものがあります。
行動は最も重要な情報である。
説明は第二の表現である。
証拠は行動に見出すことができる。
相手が何を言っているかは大切ですが、どのように言っているのかはさらに大切です。
まずはご自身が相手の話を聞くときに、何を観察しているのかに気付くことから始まります。
どうぞ気付きそして五感をフル活動した観察し、さらに質の良いコミュニケーションになることを心より願っております。