目に見えなものによって身体に支障がでるかもしれないと考えると気持ちは不安というものが湧き出てきて、そこから不安に先導されて望ましくない未来を考え始めたりします。
不安は焦りや不満や猜疑心などに繋がり、人によってはその次のプロセスである怒りに繋がる人もいます。これらの感情は、共依存となり、この状況を作ったのは誰だと人を責めたり、組織を責めたり、環境を責めたりし始めます。
共依存に入ると、良くなることは難しくなります。そしてこのようになる理由は、目標が明確でないということです。何に向かっていつまでに何をするのか?それは何のため(目的)なのか?
何のためという目的は、その都度考えるというよりも、自分や自社の中にある価値観に照らし合わせ、自分や自社が何のために存在しているのかに立ち返ることになります。
会社においてはそれが理念であり、個人においては人生理念に当たります。とはいえ個人の人が自分の人生理念を言語化できている人は多くないことでしょう。だから迷いもしますし、悩みにもなるのです。
価値観を知ることは、自分の軸や芯を知ることであり、何を大切に生きたいのかを明確にしてくれるものです。これは心のマネジメントの軸や芯になります。
また不安や不満などは一瞬湧いてきても、その感情に振り回されなければよいだけのことです。そのために必要なのが目標なのです。
何のためにという「価値観」「人生理念」、そのために何をするのかという「目標」を言語化されることをお勧めします。