少し前に経営者の方からこのような質問をいただきました。「営業ができる人とできない人を見極めることはできますか?」と。
「営業に向いているか向いていないかではなくて、できるかできないか」という質問でした。これは興味深い質問でした。
答えから言いますと「できる」です。そこには在り方・思い・知識の条件があると考えます。(方法ではありません)
◆お客様の考え、悩み、ご本人も気づいていないかもしれない本音を訊いて聴くプロセス
◆営業というものへの制限がないこと
◆商品を愛していること
これがあれば営業はできると考えます。
やり方である方法はいくらでもあると思いますが、それをいくら積み上げたところで、上記の内容がそろってなければ誠実に真っ当に営業はできないと考えます。
誠実にと書いたのは、お金の為という目的だけであれば、商品を愛していなくてもそれ以外の2つの条件で営業することは可能です。騙したり、恐れに付け込んだりしてでも売る人はいます。ただ豊かではないです。
営業が上手くできない人は、特に営業というものへの制限があるということが多々あります。
それがゆえに、お客様の考えや悩みや本音を訊きだすことが難しくなり、お客様とズレ始めるということが起こっています。
営業人を育てるならば、営業スキルの前に、在り方の教育が必要だと考えます。