雨の高野山
「静」と「動」
「内」と「外」
静寂に包まれながらの内観
自分軸を知るために
気分を上昇させることは
役立たない
ただあるがままの呼吸で
気分が平常であることで
あるがままの己が現れる
そこに良いも悪いも
一切の批評はない
ただそう在るだけのこと
そうして辿り着いた
自分軸である価値観は
己の理念の根本である
気分を揺さぶり絞り出した理念は
気分に目をくらまされ
己の理念かのように思い込む
本物は平常時に現れる
自分軸である価値観に気付いた時
価値観に基づく理念が口をついて溢れ出た時
気分は自ずと湧き上がり全身を駆け巡る
雨の高野山
あるがままであるからこそ
己だけを観ることができる
その時空とご縁に感謝
然現心還
合宿研修より
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