【生活残業はなぜ起こるのか?】
最近、連続して「残業」というキーワードが飛び込んできました。
それはお問い合わせであったり、参加した勉強会で取り上げられていたり。
その中でも興味深いと思ったのが「生活残業」です。
生活残業とは、生活をするために必要な給料を補うために
仕事量(残業)を増やして少しでも残業代で収入を増やそうとすること。
これらはどうして起こるのでしょうか?
【お金のバランス】
まず「お金」についてバランスが崩れていることが考えられます。
住宅ローンや教育費、カード返済などと収入のバランスが取れてない。
なんとかバランスをとるために残業を増やし、自分の命という時間の切り売りをする。
ベストパフォーマンスで仕事をして時間が足りないのではなく、明らかにお金の為であるならば健康的ではないです。
【心のバランス】
そしてこれは「心」の課題でもあります。
収支のバランスが取れないということは、お金にコントロールされているということ。
お金をコントロールできない状態にあるということでもあります。
「わかってはいるけれど使ってしまう」
「貯めようと思うけどできない」
「付き合いがあると断れない」
など
また家族に対して自分の存在を示すためにも残業を行っている可能性もあります。
帰りづらくて残業をしているという場合も、自分の存在に対して肯定できていない状態です。
こららもまた健康的ではない状態です。
【結果として引き起こされること】
一時的に残業代があったとしても色々な不具合もでてきます。
- ・生産性が悪いととらえられる可能性がある
- ・体調を崩す
- ・自己成長の為の時間が減る
- ・家族との時間が減る→不和になる可能性に繋がる
など
【大切なことは】
生活残業をしてもしなくても、その瞬間はその人にとって最善ではあるので、何を選択してもよいのですが、自分の存在価値を大切にしてほしいと思います。
自分の価値を上げるために時間を使うとそれはあらゆることへの豊かさに繋がります。
そのためには自分の価値を上げるという『目標』が必要です。
「自分はどうなりたいのか?」「どう在りたいのか?」
「お金のバランスをとるためには何をすればよいのか?」
「家族との関係性はどうあればよいのか?」
「どのような時間の使い方ができれば好ましいのか?」
など
これは個人だけでなく、企業側にも改善すべき点はあるはずです。
が、企業は個人の集まりです。
どのようにすれば社員が会社がバランスが取れて豊かでいれるのかを明確に目標設定し、そのための意見を出し合い、調和がとれる点をつくっていくことは大切なことだと考えます。
どうぞお金に振り回されるではなく、お金も心もコントロールできる豊かな人生を実現してください。
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