ドラマ 同期のサクラから
12月4日 第8話 で主人公のさくらが会社に行けず、同期の励ましにも心が動かず伏せていた中で、同期の仲間が思いついたアイデアが、さくらがいつも心の支えにしていたじいちゃんからのFAX。
携帯から流れるFAXの音。
と同時に部屋の玄関ドアの下の隙間から、同期がメッセージを手書きした紙が一枚ずつ入ってくる。
ここで主人公のさくらは心が動き出すという場面。
この場面で起こっている心のしくみは、2つ。
1つ目は、同期たちが元気にしたいという思いで数々の励ましの言葉や行動でリーディングしようとしていたけれど、考えを変えて主人公がいつも心の支えにしていた“紙に手書きした言葉”にペーシングしたことです。
本当にその人をより良い状態にしたいのであれば、その人の中にあるものとの違いを減らすこと。
この場面はペーシングから望む状態へリーディングできた素晴らしい場面だと思います。
2つ目は、主人公が自ら動き出したこと。人が自ら動き出すには、その人が大切にしている価値観に触れたときであること。
この価値観が何であったのか。私はその価値観が“繋がり”だったのではないかと考えています。
じいちゃんとの繋がり
FAXでの繋がり
手書き文字での繋がり
同期との繋がり
地元との繋がり
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島と本土を橋で繋げる夢も“繋がる”に繋がっているようにも思います。
人が自ら動くとき。心のしくみをお話できるとても素敵な場面だったので書いてみました。