どうしたら信頼されるのか?
研修、セミナー、カウンセリングセッションを行う中で、よく出てくるワードです。
経営者、営業、リーダーなどの役割がある方からは特によく聞きます。
「どうすればお客様から信頼されるのか」
「どうすれば部下から信頼されるのか」など
興味深いのは、信頼されることが目的になっていることです。
信頼されるために行動しているのでしょうか?
信頼されるために仕事をしているのでしょうか?
「認められたい」というワードもよく聞きます。
認められるために行動しているのでしょうか?
認められるために仕事をしているのでしょうか?
目的が、相手に喜んでいただくために行動するのではなく
自分が信頼されるために、自分が認められるために行動しているのであれば「自分が、自分が」と自分の事ばかり考えているため、信頼も認められることも容易ではなくなる可能性があります。
「呼吸」や「出入」「give-and-take」という言葉を見ても、呼吸であれば「吐く」ことが先、出入であれば「出る」ことが先、give-and-takeであれば「与える」ことが先。
出すことで入る、吐くことで吸える、相手のためにしたことの結果として自分のためになる。それも「相手の反応は自分のコミュニケーションの成果である」というコミュニケーションの前提があるよう、自分の中から突き動かされる「何とかしてあげたい、何とか役立ちたい」という想いが相手の反応となり、結果、信頼や認められるということに繋がります。
目的は何ですか?
自分を突き動かす想いは何ですか?
自分を突き動かす想いの根源は価値観です。
自分の価値観に気づいてください。
それが自分を大切にすることであり、相手を大切にすることができます。