あえて『人が離れる』という視点でみてみると気付きがあります。
組織において人が辞めることは痛手になります。
リーダーにとっては「何が原因だったのだろう」と考える悩みの種にも成りえます。
ではどうして人が離れていくのでしょうか?
辞める原因(良い悪いではない)は辞める側にもあるものの、今回もリーダーの条件からみてみます。
よりよくなることを思い、考え、意見を伝える人がいます。
意見を言われた側は、よりよくなるということであっても、変化を怖がり、聞かなかったり、的外れの話にもっていったり、無視したり、約束を破ったり。
これらのことをしているとよりよくなるためと組織や自分たちや関わる人たちのことを思い、エネルギーを使っている人は、あきれて、ガッカリして、あきらめるということが起きる。
よりよくすることを考えている人は経験したことがあることでしょう。
何も言わずに、疑問を持たず、考えない人に囲まれていると成長はしない。
面倒なので長いものに巻かれることを選択する人もいる。
それはそれで肯定的意図はある。が本当に自分が望んでいるものは手にできない。
意見を聞かない人は、自分が正しいのだとお山の大将になりたくて、自分と違う意見をないものにする。
忖度することが大人だという人もいる。
だから人が育たないのです。
だから組織が良くならないのです。
そしてやる気のある人ほど、遠ざかっていくのです。
話を聞かないのは、自分がそれに対応できないという恐怖心の現れ。
お山の大将でいれなくなるという恐怖心の現れ。
自分の恐怖心のもとになっている声を聞かないから人の話も聞くことができない。
どうか自分の声を聞いてあげてください。
どうぞ自分を大切にしてください。
こうしてよりよくなることが遠ざかっていくのです。